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時には、ろうそくを灯してみませんか? message  from  Candle  JUNE
もうすぐクリスマス。静かな夜に、ろうそくの光をゆっくりと楽しんでみるのもいいものです。オリジナルのろうそくをつくり、各地でキャンドルを灯す活動『Candle Odessey』を行っている異色のキャンドルアーティスト、JUNEさんにお話を伺ってみました。

Candle JUNE
世界各地で火を灯す、キャンドルアーティスト。1994年にキャンドルの制作を始める。1997年、ギャラリーやサロンなどでエキシビジョンを開催。その後、ファッションショーや野外イベント、ライブステージ、レセプションパーティのデコレーションなど、キャンドルを中心とした空間演出を手掛ける。2001年の広島から「Candle Odyssey」を始め、2002年にはアメリカを横断、グランド・ゼロで火を灯す。2003年には、沖縄、アフガニスタン、フジロックフェスティバル、広島へ。
Candle JUNE:http://www.candlejune.jp/reports.html
PRESENT 3名様
プレゼントの応募受付は終了いたしました。
Candle JUNE キャンドル TUBE B type ¥ 3,675(税込)
『e-select』 https://www.e-select.st
tel:03-5785-0530

ろうそくの火の向こうに見えるもの
「癒し」だなんだ、ってよく言われますが、本当にろうそくで「癒し」が得られるかといったら、それはちょっと違うような気がします。普通の灯りがないと暗くて落ち着かないという人もいるでしょうし、火をつけたまま眠るのは危険ですし・・・。

ただ、ろうそくをつけることによって、本能的にあるものの扉があけられるというか、いつもと違う感覚が生まれることがありますよね。ろうそくの火で人の顔を見ると、ずいぶん人の表情が違ってみえるものです。だから、時には、家族や好きな人といっしょにろうそくを灯してみてもいいのではないか、と思うのです。

ろうそくは部屋の中で普通につけてもいいし、逆に外でつけてもいい。闇って、意外と、そこかしこにあるんですよ。例えば、デートの合間にろうそくを買って、公園のような暗い場所でふたりで火をつけるとか・・・。街のクリスマスのディスプレーを見て楽しむだけではなくて、自分たちでふたりの空間を作ってみるのもいいかもしれません。

PHOTO/KEISUKE KURIMOTO
2001に長崎の教会にて

気軽に使って欲しいから、デザインはシンプルに
自分のろうそくは、円筒形のシンプルなつくりです。色の展開があるくらいで、香りもありません。できるだけ多くの人に、気軽にろうそくに火をともして使ってもらいたいので、あまりデザインに凝りすぎないようにしています。

ろうそくを選んでいる人たちを見ていると、どの人がどんな色が好きか、ということが、なんとなく、わかるようになってきました。カラーセラピーっていうものもあるくらいで、誰でも好きな色、落ち着く色というのがあるんだと思います。

アロマキャンドルというものもあるけれど、自分のろうそくは、ベースは無臭であることが絶対だな、と思っています。たとえば、ディナーをろうそくの光のもとで楽しもうっていうときに、料理やお酒の匂いを妨げてしまうのは残念なので。あえて、香りを楽しみたいというときは、フレグランス・オイルなどを使ってもらえばいいわけですからね。
PHOTO/KEISUKE KURIMOTO
広島原爆ドームにて、クリスマスイブに

PHOTO/KEITA NISHIO
candle odyssey 2002 N.Y.のcandle park strawberry fieldsにて

PHOTO/KEITA NISHIO
candle odessey 2002 アッシュビルにて。このときは地元のミュージシャンが集まり、盛大なパーティーが行われた。

PHOTO/KEITA NISHIO
同じく、candle odessey 2002 コロラド州クレストンにて。サンクチュアリーハウスというこの場所は平和を願って4大宗教の考え方をひとつにまとめようとする活動をしている場所。
夜は暗いんだ、灯りをともして明るくするんだ
電気とかガスとか、日々、無意識のうちに使っていますけれど、お金がかかっているわけですよね。それを考えたら、ろうそくって、それほど贅沢なものではないように思います。当たり前と思っている明るい世界というのは、当たり前じゃないんだ。夜は暗いんだ、灯りをともして明るくするんだ、ということを、今更ながら、考えてみたほうがいい、と、自分は思っているんです。

もし、火事になったらとか、マイナス面ばっかり考えたら、ろうそくなんて、いらないものだと思うんですよ。でも、そういう考えがすべてに通用するかというと、そうではないと思う。黴菌を殺菌するように、不要なものを丁寧に削除すればするほど、自らの生命力を弱くする。

ろうそくの灯りって、弱いですけど、火ですからね。触れば、火傷をするわけです。火には、ありがたみと怖さがある。火を使いはじめてから、人間の文明は成長してきたわけですが、それでも今、人間が火をよく扱っているかっていうと、そうでもないと思うんです。

広島の原爆ドームの前で、アフガニスタンで、N.Y.のグランド・ゼロで、自分はろうそくを灯してきました。そのとき、そこに居合わせた人は、祈ったりしてくれて、あまり長い時間じゃないかもしれませんが、平和な時間が流れるのです。自分は、平和って、花を見てきれいだな、と思うような、そんな瞬間的なもののように思っています。自分がろうそくを灯すことによって、「瞬間の平和」を人々の中に作り出せたら・・・。そんなことを思いながら、自分はろうそくを灯しているのです。
editor/YukoHanamura


プレゼントの応募受付は終了いたしました。


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