| 9月中旬、六本木のオリベホールで、「2005年ベストレザーニスト賞」の授賞式があった。今年一番レザーウエアが似合った人を選ぼうという賞なんだけど、今年はあたしが、この賞の審査委員長を務めることになったんだ。2ヶ月くらい前から第一次審査がおこなわれて、最後に当日は土屋アンナさんが大賞を受賞。僕はプレゼンターとして、アンナちゃんにトロフィーを渡すという大役をやったんだ。
選考の基準は、いくつかある。まずレザーをかっこよく着こなしている人だよね。それからレザーウエアを着こなしている姿とその人のイメージが合っているかどうかも重要。それからこれが一番のポイントなんだけど、2005年に一番輝いていた人じゃなくちゃいけない。2005っていう年号が賞のタイトルに入っている以上、時代の空気をまとった「今」らしい人であるかということが、重要になってくる。
アンナちゃんの場合は、映画でも数々の賞を受賞してるよね。僕も何本か見たけど、彼女は特別に演技がうまいというわけじゃない。でも彼女しかできない独特の演技ができるんだよ。そんなふうに仕事でも輝いている上に、何たって彼女の生き方が個性的。あれでお母さんもやってるっていうのが信じられないんだけど、彼女には8ヶ月の赤ちゃんまでいる。自分というものをしっかりもっていて、同世代の女の子たち誰もが憧れるような生き方をしてるよね。とにかくかっこいいんだよ。
それからファッションに対しても独特のスタイリングを持ってると思うんだ。何より、すごくオシャレだよ。この日もレザーニストを意識した、かなりレベルの高いファッションだった。スカートはフリルとレースが使われた、かなりクラシックなデザイン。そこに焦がしたり、はさみで切り刻んだりというパンク的な要素を加えて、お姫様的要素とうまく融合させていた。上は今年大流行のショート丈のブルゾンを羽織ってさ。いや、ほんとかっこよかったよ。
彼女はシンディ・ローパーが好きなんだって。誰にもマネのできない個性、生き方、そんなものを持った彼女だった。そうそう、最後には審査委員長のドン小西が、大勢のカメラの前でアンナちゃんとツーショットで写真に収まるっていう場面もあったんだ。しかし、気持ちいいね。フラッシュの嵐を浴びるっていうのはさ。しかも、今をときめくアンナちゃんとのツーショットだもの。役得、役得。
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| あらためて楽屋でアップのツーショット。だが僕は2歳の孫持ち、アンナは1歳の子持ち……。そんな風に見えますか? 僕たち。 |
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